[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
北浦和物語
あれは3年前、岩槻に行くため、北浦和でウロウロしていた。公園でモタモタしていると、バスを逃してしまったため、周辺を散策することにした。駅から南に歩いていく。信号待ちをしていたら、真横に陶磁器を置いた小さな商店があって、外の焼物を眺めていたら、店主のおばちゃんに話しかけられた。「よかったら中も見てってよ」断るのが苦手な私は、渋々中へ入っていった。当時19歳で、成人したら日本酒でも飲もうと考えていたので、徳利に興味がある旨を伝えてみたら、有田焼が良いと言われた。「有田焼は、絶対割れない」試しに落としてみようかと考えたが、幸いなことに実行には至っていない。おばちゃんは84歳で、60年以上やってて今も衰えという言葉が似合わない。レジの横にはこのお店に関する新聞の切り抜きがあって、自慢のネタになっていた。「買わなくていいんだよ。見てくれるだけでもいいんだよ」そんなペースで記念にとも思って、徳利を購入した。「何かの縁だね。また来てよ」そう、それ以来この地に降り立っていなかったのだ。有田焼の徳利は、結局使用せずに実家に置いている。あのおばちゃんは元気かな。今87なのか。グーグルマップで見たら別の店になっていたけど、私も正確に場所は覚えていないから違うかもしれない。旅は出会いだ。もう一度会いたい。もう一度会って、有田焼を割りたい。
PR
- トラックバックURLはこちら
